水道水とは?

2022年01月17日

普段何気なく使っている水道水ですが、水道水とはどんな水なのでしょうか? 

水道水はどんな水?


水道水の水源はどこ?

地表水・伏流水・地下水などが水源となってます。


地表水…ダム湖・河川・湖沼などの水

伏流水…河川敷や山麓の下層などの砂礫層を流れている、極めて浅い地下水

地下水…井戸水


● 水道水に含まれるミネラル成分

水道水にもミネラルが含まれています。

大きく分けて4つの栄養素があり、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウムが挙げられます。これらは健康的な生活を送るために体内の働きを補助し、体の組織を形成する原料となっています。

近年では、ミネラルを補うためにサプリメントなどを飲まれる方もいますが、水に含まれているミネラル成分や含有量を知っていれば、栄養素の過剰摂取や無駄な浪費を防ぐことが可能です。 


水道水の安全性

●水道水の水質基準

日本の水道水は、水道法4条の規定に基づき、「水質基準に関する省令」で51項目の水質基準値が定めています。これらの項目について、すべて基準値以下でなければ水道水として提供することはできません。項目に関しては、常に最新の知見に基づいて項目の追加や削除、数値の見直しなどが行われています。

●水道水の安全性

日本の水道水は、水道法で塩素による消毒が義務付けられています。これは病原菌などに対して消毒効果があるためです。しかし、水道水をつくる過程で塩素処理を行うと、トリハロメタンが生成されます。日本の水道水中に含まれるトリハロメタンの量は、水質基準以下であり、安全性に問題はありません。また、日本の水道水に含まれる塩素濃度は、世界保健機関(WHO)が定める基準よりも厳しいものとなっています。

 WHO(世界保健機関)の飲料水水質ガイドラインによると、塩素のガイドライン値は5mg/Lとされています。このガイドライン値は、生涯にわたり水を飲んでも人の健康に影響が生じない濃度を表しています。

それでも気になる方は活性炭を使用した浄水器や、煮沸によりトリハロメタンを除去することができます。

●貯水槽や水道管の影響

多くのマンションなどでは、各自治体の水道から供給された水をいったん建物内の水槽に貯めてから、増圧ポンプや高架水槽を介して各住戸に配水しています。貯水槽の維持管理が不十分で貯水槽の汚染や破損等があると、水質基準を満たさない水が供給される恐れがあります。

また、古い建物の場合、住宅内の給水管内部がさびて赤っぽい水が出ることがあります。


まとめ

日本の水道水は厳しい水質基準をクリアした上で供給されるので、その安全性は高いといえます。しかし、わずかではあるもののトリハロメタンを含み、また貯水槽や水道管で汚染される可能性があります。

よりおいしく、安心して水道水を使いたいという方には、浄水器や整水器で残留塩素やトリハロメタンを除去することが可能です。


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