トイレのリフォームのメリット

2022年02月07日

近年ではトイレリフォームの自由度も高まってきています。毎日使うトイレのリフォームのメリットと失敗しないためのポイントをご紹介します。

トイレの種類


●便座の種類

普通便座

暖房機能や温水洗浄機能などの機能を備えていない便座です。電気を使う必要がないので、価格や維持費は安いですが、冬場は座ったときに冷たさを感じます。

暖房便座

便座を温める機能を備えた便座で冬場でも暖かく快適にトイレを利用できます。一般的に、便座の温度は調節が可能です。暖房便座は、基本的には常時便座を温め続けているため、使用していないときも電気代がかかります。温度調節やタイマー機能など節電機能を持った便座を選びましょう。

温水洗浄便座

おしり洗浄機能とビデ機能、暖房機能の3つの機能を備えた便座です。各メーカーが固有の商品名を使用しており、TOTOでは「ウォシュレット」、INAX(LIXIL)では「シャワートイレ」それぞれメーカー毎に特許を取得している名称です。


●便器の種類

組み合わせ便器 

便器と便座を組み合わせて使用するトイレです。故障の際などには、故障した部分だけを取り換えることができます。一方、水を流す時にはタンクに水がたまるまで待つ必要があり、連続で水を流せません。

シャワートイレ一体型便器 

水圧を気にせず設置できます。一般的に、手洗い付き対応と手洗いなしタイプがあります。一体感のあるデザインで、掃除がしやすいです。水を流す時にはタンクに水がたまるまで待つ必要があり、連続で水を流せません。

タンクレス便器

タンクがないため小さく、狭い空間でも設置できます。タンクレス便器は水圧を利用して便器を洗浄するため、マンションの高層階など水圧が低い場所には設置できないことがあるので事前の確認が必要です。

収納一体型便器 タンクや給水管が隠れているため掃除がしやすく、デザイン性も高いです。タンクレストイレではないので、タンクに水がたまるまでは流せません。


トイレリフォームについて


●トイレリフォームのメリット

・節水効果 

今使っているトイレが古いものであれば、最新のトイレに変えることで今のトイレの半分ほどの水で済む場合があり、大きく節水効果を実感できます。

・電気代の節約 

最新のトイレは省エネや節電効果の高いものが多いです。例えば、使用しない時間帯をトイレが記憶し、便座とシャワーの温度を自動で調節する機能や、人が入ってきた時だけ便座を温めたり、ふたを閉めるだけで自動で節電モードになったりする機能などがあります。

・お手入れが楽になる

最新のトイレは水を流すだけで綺麗に汚れが落ち、黒ずみや水垢もつきにくくなっています。また、自動洗浄機能・自動脱臭機能のあるトイレにすれば、お掃除の手間をさらに省くこともできます。


●トイレリフォームで失敗しないためのポイント

・トイレの広さを確認する

既存の便器より大きいサイズのものを設置したり、手洗いを設けたりすると、トイレの空間が狭くなってしまい、使い勝手の悪いトイレになってしまう可能性があります。トイレの広さを確認したうえで、便器のサイズや設備を選ぶようにしましょう。 

・将来を見据えたリフォームをする

トイレをの寿命はおよそ10年~20年とされています。特に高齢者の方や両親と同居する予定がある方は、トイレの段差をなくす、手すりをつける、滑りにくい床材にするなど将来を見据えたリフォームにすると長く快適に使い続けることができるでしょう。


まとめ

トイレがきれいになり、お手入れも簡単になれば毎日の家事の負担も軽くなり、節水・節電効果もあるため家計に優しいです。

快適で使いやすいトイレの空間を作るためには、それぞれの機能やデザインの違いやメリットを確認して、自分のライフスタイルに合ったトイレを選ぶことが大切です。


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