キッチンの種類とは?

2022年03月02日

キッチンに求める要素は、収納・動線・見た目などさまざまで、どのようなキッチンが使いやすいかは人によって異なります。キッチンの種類とそれぞれの特徴や違いについて紹介します。 

キッチンの種類を選ぶポイント


流行やデザインだけで決めない

キッチンの種類を知ろうとするには、まずはショールームに行くのもよいでしょう。つい見た目だけで決めてしまいそうになりますが、長く使用することを考えると、将来を見据えて家族が使いやすいかどうかなどを考えて選ぶことが大切です。対応している調理器具や収納スペースの大きさといった要素は、キッチンごとに異なります。調理方法やライフスタイルを考えて、キッチンの種類を選ぶようにしましょう。


それぞれのメリット・デメリットを理解する

キッチンの種類には、それぞれメリットやデメリットがあります。一見素敵に見えるキッチンでも、自分の家には適していない場合もあるのです。あらかじめメリットやデメリットを理解したうえで、キッチンの種類を選ぶと失敗が少なくなります。


●キッチンの特徴

I型キッチン

すべての機能が横一直線に並んだ最も一般的な型のキッチンです。


メリットとデメリット

メリットには、広いスペースを必要としない・作業効率がよいという点が挙げられます。アイテムを横に配置していくので余分な幅を取らず、キッチンのために広いスペースが取れない場合でも十分に対応可能です。

デメリットは、動線が1択で左右への移動距離が長くなる点があります。そのため複数人で使用すると動線が重なるので使いにくいです。また、一般的に壁に向く形でキッチンが配置されるため、料理中に他の家族とコミュニケーションをとるのは難しくなります。 


L型キッチン

その名のとおりキッチンの機能がL字に配置されているキッチンです。 


メリットとデメリット

メリットは、作業スペースが広いため複数人でキッチンを使用しても料理を準備をしやすい点が挙げられます。作業中にお互いの動線が邪魔になってしまうということもありません。

デメリットとしては、コーナーがデッドスペースになりやすい点があります。L字の角に生まれるデッドスペースも、場合によっては使いにくさを感じることもあります。 


対面型(アイランド)キッチン

キッチンと壁が離れていて、島(アイランド)のように配置されているキッチンです。一般的に、コンロとシンク、作業スペースなどは独立して配置されます。


メリットとデメリット

メリットは、広々とした解放感です。壁が無く、キッチンの周りを自由に歩けるため、家族とコミュニケーションを取りやすくなります。また、作業スペースが広く、複数人で使用することも可能です。キッチン・リビング・ダイニングと壁によって区切られていないので、ひとつの空間として演出することができ、LDK空間をおしゃれにまとめることができます。

デメリットとしては、区切りが無いので、料理の際に出る煙や油はね、水はねがリビングやダイニングに拡散しやすい点があります。


まとめ

キッチンはレイアウトによって主に3種類に分かれています。キッチンの種類によって特徴やメリット・デメリットは大きく異なり、選ぶ際はチェックが必要です。

流行やデザインだけで種類を選びがちですが、将来を見据えて家族に合ったキッチンを考えて種類を選ぶことが大切です。

それぞれの特徴やメリット・デメリットをしっかりとチェックし、使いやすいキッチンを目指しましょう。


参考文献:LIXIL リフォームガイド エーライフリノベーションラボ