浄水器と濾材の種類

まず初めに…


1.フィルター交換が要らない、一生涯耐用の浄水器は存在しません。

2.メンテナンス不要な浄水器もありません。

3.値段は耐用年数や用途、水の種類によって数千円から100万円以上と幅が広いです。

4.自分のライフスタイルに合った物が必ずあります。

5.水道水は危険な物ではありません。(日本の技術は全国でもトップクラスです。)

6.浄水場からご家庭までに届く間の経年劣化した水道管に含まれた有機物と残留塩素が結合した場合に発生するトリハロメタン等の不純物質を取り除く事が主な目的とされ、ミネラルを更に付加したり水をお好みの物に変えるアイテムが浄水器です。


Lesson1.ろ過流量とは…

浄水器のろ材の能力を特徴はあれど、高性能な物ばかりです。
ただ浄水能力となると話は違います。
 1.6リットル/1分間のろ過流量の場合…
1分間に1.6リットルの通水量なら浄水器能力を発揮出来る、という事です。
分かりやすく言うとコップ一杯の水を入れるのに7秒くらいかけなければいけない計算になります。
 ※野菜を洗う時は1分間に5リットル〜6リットルくらい出ています。

1.6リットル/1分間=チョロチョロ出す

という事になりますので、普通にジャーッと水を使って来た人からすると
かなりストレスを感じてしまいそうですね。
もしジャーッと勢いを出した場合は浄水能力は30%程に落ちると言われています。




以上を踏まえ浄水器のろ材種類を紹介していきます。(当社調べ)

蛇口直結型:本体価格数千円〜2万円 (交換カートリッジ 数千円〜1万円程)
カートリッジ交換時期:2ヵ月〜4ヵ月

メインろ材:中空糸膜、活性炭、不織布
ろ過流量:1.6リットル/1分

中空糸膜とは…
微細な繊維の穴に液体を通し、ろ過することで液体中の固形物を除去します。
ろ過面積が大きく、高分子の不純物や雑菌は良く取れますが有機化合物はほとんど除去する事が出来ません。繊維がマカロニ状で空洞になっている。

メリット :安価で買える。売っている販売店が多い。
      コンパクトで置き場所にあまり困らない。
デメリット:目詰まりを起こしやすく、水量が急速に減少する事がある。
      汚れが蓄積すると逆流し流れでる場合がある。
      ろ過流量は1.6lの物が多く使用水量を守らないと浄水機能が30%程しか発揮出来ない。
      交換時期が2ヵ月〜4ヵ月程度と寿命が短いので維持費が高い。
お勧め出来る人:単身赴任、長期間居住しない方、お試しの方

一年交換タイプ
卓上タイプ
 本体5万円~40万程 (交換カートリッジ 1万円~7万円程)
ビルトインタイプ(交換カートリッジ 1万円〜5万円程)その他工事費7万円~20万円程 

メインろ材:中空糸膜、活性炭、不織布
ろ過流量:3.2リットル/1分 

メリット :安価で買える。売っている販売店が多い。より健康的な商品が多い。
      アルカリイオン整水器で電気分解をする商品等、種類が多い。
      
デメリット: 比較的本体も高い物が多く、維持費が高い。
      ろ過流量は蛇口直結タイプに比べ2倍程だが、まだ少し物足りない。